阿弥陀如来
平安末期の如来立像が好きだ。丸顔で、全身の力を抜き、穏やかに立つ御姿に惹かれる。そんな尊像に茨城県で出会ってしまった。場所は水戸市の吉沼観音堂。本尊千手観音立像の横に、ひっそりとまつられていた。
日本の仏像の世界は奥深くて、令和の世になってなお、平安時代のお像の「新発見!」という事態が発生する。平安仏さまは長い年月をただ過ごしてこられただけなのに、「新発見!」とは物騒な物言いではある。というわけで、青雲寺(埼玉県)の説法印の阿弥陀…
昌善寺(浄土宗/東近江市南菩提寺町) 何度か書いたかもしれないが、滋賀県の丈六阿弥陀仏にお会いしにいくという活動を細々と続けている。今回は東近江市の昌善寺をお参りした。昨年投稿した東近江市横溝町の善明寺のすぐ近くである。その距離はわずか500m…
※4年ぶりのご開帳を祝し、2010年当時の拙ブログ投稿記事を再投稿(ただし、写真のみ差替え)※ ※2023年9月17日(日)10-15時に阿弥陀如来さま公開予定!※ 阿弥陀如来坐像(百草八幡神社) ※写真は日野市の公開チラシより訪れた日: 2010年9月19日(日) 訪れ…
保昌寺の丈六阿弥陀如来坐像保昌寺(宮城県蔵王町平沢) 丈六阿弥陀如来坐像 総高379cm 像高288cm 県指定文化財 仏像というのは多くの人の強い思いで後世に伝えられるものなのだ。そんなことをしみじみ感じる機会をいただいた。 この阿弥陀如来様はいつの時…
「令和5年新指定国宝・重要文化財展」(東京国立博物館)にて、憧れの上徳寺阿弥陀如来を拝む!! 生身信仰の阿弥陀仏は王子様だった!! 1) 憧れの阿弥陀仏! 2) 率直な感想「目の前に阿弥陀界の貴公子が!」 3) 真面目に解説読む! 阿弥陀如来立像のいわれ…
2023年、東京国立博物館で4年ぶりに新指定文化財展が開催! 京都・上徳寺の阿弥陀如来様に間近でお会いでき、感激でした!!
滋賀の丈六阿弥陀如来坐像を巡礼するという活動を私一人で細々と続けている。今回は毎年1日のみ、しかも2時間しか開扉されない難関にチャレンジ。善明寺(滋賀県東近江市横溝) 10月第3日曜11-13時頃ご開帳 ・阿弥陀如来坐像 277.2cm 平安(写真右側) ・阿…
【岡崎義実の阿弥陀三尊?】 突然だが、『横浜の仏像』展の図録を愛読されている方は多いと思う。私は特に、山本勉先生のコラム「證菩提寺の仏像物語」(p66-68)が好きで、時々読み返す。この3ページの中で特に好きなのが、證菩提寺の収蔵庫の阿弥陀三尊に…
智福院(京都市)五劫思惟阿弥陀仏の初公開 公開期間=2021.11.6-12.5 永観堂の入り口にある智福院で、五劫思惟阿弥陀如来坐像が初公開。この絵のように、お腹の前で両手を隠しており、奈良の五劫院の本尊様を小さくしたような感じだった。間近で見上げると…
1) 岩間山正法寺 2) 本堂 2-1) 千手観音と吉祥天・婆藪仙人という組み合わせ 2-2) 地蔵菩薩立像(重要文化財) 2-3) 十一面観音立像(大津市指定文化財) 3) 不動堂 3-1) 不動明王両童子像(重要文化財) 3-2) 薬師如来坐像(大津市文化財) 3-3) 阿弥陀如来…
八王子の相即寺に黒本尊と呼ばれる阿弥陀如来坐像がおられる。16世紀半ば、開山のおりに、鎌倉の光明寺から伝えられたお像だという。調べてみると、1970年代の市の仏像調査報告で、鎌倉時代の作とされていた。
1)武蔵野プレイスのそばです 2) 観音院の来迎の阿弥陀如来立像 観音院 拝観案内 参考資料 1)武蔵野プレイスのそばです 5月25日に緊急事態宣言が解除されても、電車に乗るのは仕事だけというマイルールは崩していない(2020.6.6現在)のだが、仕事で東京都武…
京都市右京区・嵯峨薬師寺 地蔵菩薩半跏像 8月24日10-15時のみ一般公開 15時より法要(檀家のみ)、その後、送り火 嵯峨薬師寺は京都嵯峨の清凉寺の境内にある。清凉寺のように一般に公開されていないが、地蔵盆の日のみ誰でも入堂して拝観できる。美しい仏…
夏休みをいただき関西に。 唐招提寺地蔵堂の地蔵菩薩立像が8月23日と24日のみご開帳。京都の智恵光院の六臂地蔵は8月23日17-18時のみ、同じく京都の嵯峨薬師寺は8月24日10-15時のみ、一般の人も拝観できる。いずれも地蔵盆の行事。 この三つを主軸に、なんと…
1. 高貴山常楽院(埼玉県飯能市) 1-1) 軍荼利明王立像 1-2) 薬師如来坐像 1-3) 五大明王 2. 長念寺(埼玉県飯能市)聖観音坐像 3. 等覚院(埼玉県東松山市)阿弥陀如来坐像 4. 参考 埼玉県飯能市・高山不動尊(高貴山常楽院)には、11世紀頃の一木造りの軍…
1) 太秦西光寺の一般公開! 2) 阿弥陀如来坐像 3) 観音菩薩・勢至菩薩像 4) 優しい住職による和やかなご開帳 5) 参考資料 1) 太秦西光寺の一般公開! 【寺院】西光寺(京都市右京区太秦多藪町) 【仏像】阿弥陀如来坐像(平安 重文)、両脇侍像(令和)。阿…
1) 誕生寺とは 2) 阿弥陀如来立像 3) 練供養(お会式) 3-1) お会式ポイント1 法然上人のご両親が極楽浄土にお迎えされます 3-2) お会式ポイント2 練供養ルートが長く、菩薩様が近い! 3-3) お会式ポイント3 華やかで賑やか! 4) 誕生寺にも被仏が!? 5) 誕…
【拝観日】2019年9月22日 【寺院名】安養寺 古川薬師さま(東京都大田区六郷) 【拝観した仏像】薬師堂の如来坐像○薬師如来坐像 167cm ○釈迦如来坐像 155.1cm ○阿弥陀如来坐像 158.4cm(現在、修理のためご不在) ※撮影不可だったため、上記の仏像写真は東京…
2018年10月28日(日) 奈良県宇陀市大宇陀・慶恩寺(浄土宗鎮西派) 「菩薩と歩む夢行道~菩薩とはさとりをもとめて歩む人~」 1) 偶然知って急きょ予定変更して出かける! 2) 平成生まれの練供養は手作り! 3) なんと楽人は當麻寺練供養と同じ! だからシル…
展覧会=「東国の地獄極楽」 会場=埼玉県立歴史と民俗の博物館 会期=2019年3月16日~5月6日 鑑賞日=2019年3月17日 (前期展示) 1) 千葉県横芝光町の鬼来迎の映像 2) まずは恵心僧都源信! 3) 熊谷直実のおかげで、国宝『法然上人行状絵図』が埼玉にやっ…
千葉県いすみ市郷土資料館で「清水寺の仏像」展を鑑賞したあと、レンタサイクルをひたすらこいで、行元寺、海雄寺、清水寺(坂東32番)、宝勝院夷隅不動尊とめぐった。 行元寺の本尊阿弥陀如来立像と海雄寺の寝釈迦さまについて、拝観できた感動を書き留めた…
埼玉県加須市・保寧寺(臨済宗妙心寺派)。仏師宗慶による阿弥陀三尊を間近で拝観しました。阿弥陀三尊は、美しい境内の奥、阿弥陀堂にまつられていました。金沢文庫の運慶展(2018年)でお会いしたのですが、お堂でお会いするのは格別です。堂内の壁のタイ…
臼杵石仏 訪問日=2018年8月8日 30年ぶりに大分県臼杵の磨崖仏を訪ねました。30年前はまだ、大日如来さまの頭部が地面に置かれていました。あの当時はそういうものだと思っていたのに、修理後のお姿を拝すると、やはりこれこそが本来のお姿なのだと思えるか…
群馬県富岡市・龍光寺さま。2018年夏、事前に電話でお願いし、お参りさせていただきました。とても暑い日でした。 門前の大きな観音さまの銅像が戦時中に供出された際、胎内から小さな観音像が見つかったそうです。富岡市の文化財に指定されているこの観音像…
愛知県愛西市・勝軍延命地蔵大菩薩さまの17年ぶりの開帳に合わせて、二十五菩薩練供養が行われるという情報が入り、出かけてきた。開催されたのは2018年9月2日。 事前の想像より100倍以上楽しい練供養だった! 特徴1) 勝軍地蔵さま17年ぶりのご開帳 特徴2) …
2019年1月3日のまとめです。湘南へ行ってきました。晴天で、富士山がきれいでした! 朝、大磯町の二宮駅を降りると、すぐそばの道で箱根駅伝が開催されており、はからずもランナーを応援してしまいました。真摯に前を見て走る選手の姿が尊かったです。 以下…
和光寺との出会い 和光寺の創建 和光寺のご本尊は善光寺式阿弥陀如来 地蔵菩薩立像 釈迦誕生図と釈迦涅槃図 感想 拝観案内 拝観寺院=大阪市西区・和光寺(浄土宗) 拝観日=2018年8月5日 拝観した仏像= 〇ご本尊 善光寺式阿弥陀如来(鎌倉時代)と両脇侍(…
はじめに 万日堂とは ご本尊みかえり阿弥陀さま 万日堂の他の二像 高崎市内の他の阿弥陀如来像 新田義貞の阿弥陀如来立像が東京・府中に 感謝 ※仏像の写真撮影は管理人様から許可を得ています。はじめに みかえり阿弥陀さまと言えば、京都の永観堂が有名です…
福王寺とは 重文の力強い阿弥陀如来坐像 弥陀堂の市指定文化財の諸仏 県宝の仏画の愛染明王像(目の前でご開帳!) 福王寺(佐久市)(真言宗智山派)拝観日=2018年6月16日 収蔵庫 〇阿弥陀如来坐像(138.3cm、カツラの一木 1203年 国重文) 〇観音勢至菩薩…