ぶつぞうな日々 part III

大好きな仏像への思いを綴ります。知れば知るほど分からないことが増え、ますます仏像に魅了されていきます。

2023-01-01から1年間の記事一覧

【埼玉】青雲寺(白岡市)説法印の阿弥陀如来が新発見!!!

日本の仏像の世界は奥深くて、令和の世になってなお、平安時代のお像の「新発見!」という事態が発生する。平安仏さまは長い年月をただ過ごしてこられただけなのに、「新発見!」とは物騒な物言いではある。というわけで、青雲寺(埼玉県)の説法印の阿弥陀…

【滋賀】昌善寺(東近江市)暗がりに浮かび上がる丈六の阿弥陀如来さまにお念仏

昌善寺(浄土宗/東近江市南菩提寺町) 何度か書いたかもしれないが、滋賀県の丈六阿弥陀仏にお会いしにいくという活動を細々と続けている。今回は東近江市の昌善寺をお参りした。昨年投稿した東近江市横溝町の善明寺のすぐ近くである。その距離はわずか500m…

【静岡】みほとけのキセキIIー遠州・三河のしられざる祈りー

浜松市美の仏像展は一昨年に続き2回目。二番煎じかなぁなんてちょっと思ってた自分を叱りつける。遠州と東三河の仏像はとんでもなく奥深いと知る。露出展示も多く、木彫仏の呼吸に耳を傾けた。

【滋賀】瓦屋禅寺ご本尊千手観音菩薩立像を拝む

瓦屋禅寺(臨済宗妙心寺派/東近江市) 50年ぶりご本尊千手観音立像のご開帳今年最も楽しみにしていた瓦屋禅寺のご開帳に伺った。瓦屋寺は聖徳太子が創建に関わる古刹。物部氏に勝利した聖徳太子が四天王寺を建立する際、この地の土で瓦を焼き、摂津まで運ばせ…

【展覧会】京都・南山城展の小さいお像に注目〜和束町薬師寺の薬師如来坐像〜

萬年山勝林寺(東京都豊島区)のご本尊釈迦如来さまが好きすぎて、最初に調査された清水真澄先生の論文(『豊島区仏像彫刻調査報告書 豊島区の仏像』(2000年)掲載)を時々読み返す。この論文のなかで、この像と同様に足を衣ですっぽり包む一例として、京都…

【展覧会】足柄の仏像@神奈川県立歴史博物館

神奈川県西部、足柄地域は古い仏像の宝庫。10/7初日朝、オープンと同時に入館するも、個性的な仏像が多く、クラクラしてしまった。いわゆる、仏像酔いである。

ありがとうtさん

訃報を聞く。悲しい。 今年3月、仏像オフ会で、一緒にお昼をいただいたのが最後になってしまった。参加者大勢で貸切った食堂は狭く、窓の向こうは雨で煙っていた。メニューはみんな同じで、大きなアジフライ。そんなざわざわした状況の中でも、彼女の佇まい…

【兵庫】薬仙寺の観音様ご開帳に伺ったら、薬師如来が平安! しかも、法然上人のご霊跡で、近くの元祖教会に石碑が!

1) 薬仙寺(兵庫県神戸市) 薬師如来坐像 十一面観音菩薩立像 2) 元祖教会(兵庫県神戸市) 【参考資料】 1) 薬仙寺(兵庫県神戸市) 浄土門時宗の薬仙寺で毎年8月8日と9日に十一面観音像がご開帳されると伺い、お参りした。四万六千日と呼ばれる観音様のお…

【東京】【多摩仏】いらっしゃいませ 謎の真慈悲寺「仏ゾーン」へ=東京都日野市の重文・阿弥陀如来像と百草観音堂

※4年ぶりのご開帳を祝し、2010年当時の拙ブログ投稿記事を再投稿(ただし、写真のみ差替え)※ ※2023年9月17日(日)10-15時に阿弥陀如来さま公開予定!※ 阿弥陀如来坐像(百草八幡神社) ※写真は日野市の公開チラシより訪れた日: 2010年9月19日(日) 訪れ…

【滋賀】宗泉寺(野洲市)薬師如来坐像など8月8日に公開

近江富士と呼ばれる三上山の隣、妙光寺山。その一帯に、古代から中世にかけて、大伽藍を擁する東光寺があった。比叡山との争い(1460)、そして、戦国時代の兵火(1524)を経て廃絶となったが、その仏像が今も、宗泉寺に残る。平安と鎌倉に遡る貴重な尊像で…

【千葉】【展覧会】行元寺の全て@いすみ歴史資料館〜阿弥陀如来様を間近で拝む〜

行元寺と言えば、葛飾北斎の神奈川沖浪裏に影響を与えたとされる”波の伊八”の彫刻が有名。しかし、私は、行元寺の本尊阿弥陀如来立像が大好きなのだ。いすみ歴史資料館で、この阿弥陀様を間近で拝んできた。

【滋賀】元龍寺(甲賀市)〜在所の皆様のたいせつな観音さま〜

Nothing is permanent. But life is going on with Kannon-sama.

【展覧会】奈良・東北のみほとけ展@東北歴史博物館〜私は祈らなければ生きていけない弱い人間なのです〜

私は祈りがなければ生きていけない、どうしようもなく弱い人間である。会場で涙がこぼれたのは、提示された諸像が彫刻として優れているからではなく、祈らざるをえないのは私だけではないことを堂々と示してくれたからではないか。

【宮城】保昌寺(蔵王町平沢)阿弥陀如来坐像

保昌寺の丈六阿弥陀如来坐像保昌寺(宮城県蔵王町平沢) 丈六阿弥陀如来坐像 総高379cm 像高288cm 県指定文化財 仏像というのは多くの人の強い思いで後世に伝えられるものなのだ。そんなことをしみじみ感じる機会をいただいた。 この阿弥陀如来様はいつの時…

【京都府】永明寺(福知山市)の丸山仏と諸像に魅了される!

永明寺(京都府福知山市)で、旧大谷寺西方院の諸像に魅了される。十一面観音菩薩立像の不思議な魅力はなんなのだろう。地蔵菩薩立像は威徳寺観音堂の尊像に類例がある、歴史的に貴重なもの。

【京都市】遣迎院ご開帳に合わせて予定を組んだら、とんでもない山奥にとんでもない仏像がおられました

遣迎院(京都市北区)の快慶の阿弥陀如来立像は4月8日にのみ公開される。この機会に京都市の北のほうの仏像をお参りしてきた。北山や京北と呼ばれるエリアに、京都市内とは思えない長閑な風景が広がり、次々と古仏にお会いすることとなった。

【福井】二上観音〜愛にあふれる33年に一度のご開帳〜

二上町観音堂(福井県福井市) 十一面観音菩薩立像ご開帳 2023.5.4-5.5 二上観音堂 福井・文殊山の登山口にある小さな観音堂で、十一面観音菩薩立像が33年ぶりに公開された。 福井市立郷土歴史博物館に寄託されているにも関わらず、秘仏のため公開されずにき…

【奈良】【展覧会】不退寺聖観音菩薩立像〜観音さま、おリボンが〜

奈良、不退寺の聖観音菩薩立像の保存修理が終わり、奈良国立博物館で特別公開されている。もともと一対として制作されたとされる菩薩立像と並びでの展示。両像を同じ場で拝観できるチャンスであるのだが…

【京都】ついに上徳寺阿弥陀如来立像を間近で拝む! 

「令和5年新指定国宝・重要文化財展」(東京国立博物館)にて、憧れの上徳寺阿弥陀如来を拝む!! 生身信仰の阿弥陀仏は王子様だった!! 1) 憧れの阿弥陀仏! 2) 率直な感想「目の前に阿弥陀界の貴公子が!」 3) 真面目に解説読む! 阿弥陀如来立像のいわれ…

【展覧会】新指定国宝・重要文化財展2023/1/31-2/19@東京国立博物館

2023年、東京国立博物館で4年ぶりに新指定文化財展が開催! 京都・上徳寺の阿弥陀如来様に間近でお会いでき、感激でした!!

【群馬】徳川発祥の地、太田市世良田、長楽寺で大きな三世仏を拝む

群馬県太田市世良田。東関最初禅窟、 兼学の寺として栄えた長楽寺は、徳川氏発祥の地でもある。その広い境内に、大きな三世仏を訪ねた。

【滋賀】正福寺(甲賀市)秘仏十一面観音菩薩立像〜霊木を感じる〜

正福寺(滋賀県甲賀市/臨済宗妙心寺派) 滋賀県甲賀市の正福寺。聖徳太子開基と伝え、平安以降は天台宗寺院として栄えた。1572年元亀・天正の乱で七堂伽藍を焼失するも、江戸時代初期、寛文年間に、実堂大和尚により臨済宗妙心寺派として再興。 令和の今、…

【京都】東福寺の仏像~近畿文化会の臨地講座にて非公開の仏像を拝む~

2022年2月、京都の東福寺の普段非公開の堂宇や塔頭を拝観させていただいた。その時に自分の復習用にまとめたものをここに公開。2023年3月、東京国立博物館で東福寺展が開催されたので、その時の写真を添えて。