東京国立博物館「新指定国宝・重要文化財展」2023/1/31-2/19
上徳寺の阿弥陀さま!!!
4年ぶりの新指定文化財展!!
会場規模はかなり小さめだったが、前からお会いしたかった上徳寺(京都市)の阿弥陀如来様にお会いできて、ありがたかった。
思い起こせば、2017年春、上徳寺の前を通った際、ご本尊阿弥陀如来立像が京都市の文化財に指定されたことを伝える新聞記事が掲示されていた。唇に水晶を当てる特殊な生身信仰のお像と知り、すぐに拝観のお願いをするも、基本的に非公開のため対応できないとのことだった。翌年、京都の浄土宗寺院公開の日に再訪したのだが、かなり遠目からの拝観だった(泣)。
今回、念願かなっての間近での拝顔となった!
生身信仰の阿弥陀仏は生々しい感じがしたりするのだが、上徳寺の阿弥陀様はご尊顔が穏やかで、まるで貴公子のようだった! 阿弥陀様は紫雲に乗って来迎されるのだが、上徳寺の尊像は白馬に乗った王子様のようだった! 本当に素敵だった! 上徳寺さま、ありがとうございました!!
新指定文化財の彫刻部門(仏像と神像)は以下のとおり!
○上徳寺 阿弥陀如来立像(京都市)
鎌倉 玉唇 善派か
○聞名寺 阿弥陀三尊像(京都市)
鎌倉 行快の作(京博の一遍上人展以来の拝観、感涙いたしました)
○乙訓寺 十一面観音菩薩立(京都府長岡京市)
文永5年(1268)7月18日、一日造立仏。後期はその旨の記載のある胎内文書も合わせて展示
写真よりずっと素敵な観音様でした! 一日造立という思いの強さに心打たれます!
○観音寺 不動明王立像(京都府福知山市)
小さいけれど、かっこよかった!
○ 丹生川上神社 神像(奈良県東吉野村)
前期は主祭神罔象女神(みづほのめのかみ)と女神坐像(その1)。後期は罔象女神のほか、一具と見られる男神像、女神像および童子像
○瀧山寺 日光月光菩薩と十二神将(愛知県岡崎市)
展示は前期に十二神将一体のみ
瀧山寺の本堂でお会いしたことがあります! 勢ぞろいのところをまた拝みにいきたいです!