2018年12月はまず、埼玉県熊谷市、平戸の大仏(源宗寺)の戦後初の一般公開へ。これからお堂を修復するにあたり、市民の機運を高めるために一般公開に踏み切ったとのこと。2019年に浄財の募集が始まる予定らしいので、微力ながら協力したい。近くの泰蔵院の阿弥陀如来坐像は写真で見る以上に美しく、生き生きとしたお姿だった。午後は熊谷から利根川を渡し舟で渡り、群馬県千代田村の光恩寺で阿弥陀三尊を参拝。またまた感動。
12月16日の東大寺良弁忌のご開帳は諦めていたのだが、12月に入ると去年初めて行ったときの感動がよみがえってきてしまい、今年も急きょ行くことにした。念のためホテルを押さえておいてよかった。無計画で出かけた割には、充実した仏像めぐりができた。やっぱり奈良は素晴らしい。
15日に仏友さんと偶然会い、16日に同行させていただいたこと感謝に堪えない。中墓寺と神童寺は初拝で特に印象に残っている。
そして、、、東大寺法華堂のご開帳は今年も泣けた。天平仏! こんなにみずみずしい彫刻群は他にあるだろうか! 今年は閉帳に立ち会うと決め、執金剛神像の前で待機していたら、若いお坊さんが現われた。お坊さんはまずは般若心経を唱えられ、お厨子の扉を閉めて施錠された。きゃしゃな若いお坊さんだったが、読経のお声が妙にダミ声だった。見た目からは想像できないダミ声につい笑ってしまい、あまり泣かずにすんだ。とにかくありがたいことである。合掌
12月2日
東京ディズニーランドでミッキーマウスの練供養(つまり、俗に言う、クリスマスパレード。阿弥陀如来の化身であるミッキーが二十五菩薩を伴って影向し、幸せを分かちあう…。そのように私には見えました)。ショーとパレードを全制覇しました!
12月8日
埼玉県
○熊谷市・源宗寺(平戸の大仏)
観音菩薩坐像と薬師如来坐像(ともに約350センチ、江戸時代、市指定文化財)
【埼玉】熊谷・源宗寺の木彫大仏坐像(地方仏最高と叫びたくなる平戸の大ぼとけさま) - ぶつぞうな日々 part III
○熊谷市・泰蔵院(105センチ、鎌倉時代、市指定文化財)
鎌倉時代と市のサイトにあったが、平安後期の感じもする穏やかなお姿
○群馬県千代田村・光恩寺
阿弥陀如来坐像と観音菩薩・勢至菩薩立像(鎌倉時代、県指定文化財)
熊谷市側から赤岩の渡し船でお参り。あまりに好きすぎて二度目のお参り
群馬県・光恩寺阿弥陀三尊(県指定)~だって、定朝様なのに玉眼なんですもの~: ぶつぞうな日々 PARTII
光恩寺阿弥陀さまへは赤岩の渡し船で! 川を渡ると極楽浄土です!: ぶつぞうな日々 PARTII
○東京国立博物館
大報恩寺展(二度目)
行快と肥後定慶は好きだったのだが、最近は平安中期の仏像にものすごく惹かれてしまうようで、展覧会の最初の観音立像の前にずっと立っていた。
12月15日
○奈良市・唐招大寺
金堂諸仏のお身拭い、講堂、身代わり鑑真和尚像、鑑真和尚ご廟お参り
○奈良県川西町・旧白米寺収蔵庫
かっこよすぎる地蔵菩薩立像(重文)
その横におられる阿弥陀如来坐像(重文)にも惹かれてしまう
不動明王三尊(確か、県指定文化財。矜羯羅童子がやばい)
旧白米寺収蔵庫。#仏像 pic.twitter.com/rUtHAE7f4L
— はらぺこヒヨドリ (@hphiyodori) 2018年12月15日
○奈良県桜井市・長谷寺(何度でもお参りしたい)
○奈良県大和郡山市・西岳院
千手観音立像(県指定文化財、305センチ)
12月16日
○奈良県奈良市下狭川町・中墓寺
収蔵庫に薬師如来坐像、阿弥陀如来坐像2躯(いずれも平安、重文)
○京都府木津川市・大智寺
文殊菩薩騎獅像(重文)、十一面観音立像(重文)
ハルカスの西大寺展で、安倍文殊院の文殊像との近似性を指摘されていた文殊さまに再会。台風の被害でお堂が修理中のところ押しかけてしまい、申し訳なかった。早く復旧がかないますように。
○木津川市・神童寺
本堂=蔵王権現(270センチ、室町)、観音菩薩立像、不動明王
収蔵庫=
不動明王立像(160センチ、重文)
阿弥陀如来坐像(137センチ、重文)
天弓愛染明王坐像(64.5センチ、重文)
日光菩薩立像(162.4センチ、平安、重文)〇京田辺市・寿宝寺
千手観音立像〇奈良市・東大寺
俊乗堂=快慶阿弥陀如来立像、重源像、愛染明王坐像(平安)
開山堂=良弁像(12/16良弁忌のみのご開帳)
法華堂=執金剛神像(12/16のみご開帳)、不空羂索観音立像、四天王立像
※おちゃのこさんでクリスマスのかき氷(ラムレーズンが最高!)
12月22日
〇東京都八王子市・長安寺、薬師如来坐像
〇東京都八王子市・龍見寺、大日如来坐像
優美な大日如来さま、八王子にあり!@龍見寺: ぶつぞうな日々 PARTII
12月30日
東京都日野市 高幡不動尊(今年も一年ありがとうございました)
以上