2018年11月はまず、3日の文化の日に、東京都品川区と神奈川県秦野市のお寺へ。品川の海蔵寺の菩薩形坐像の特別公開は、都内で平安仏を拝める貴重な機会だった。秦野の東光寺の薬師如来さまは12年に一度、寅年のみのご開帳仏だが、山門と仁王さんの修復が終わったこともあり、秦野市の文化財公開期間中に特別に公開された。
16日は奈良の當麻寺で導き観音さまの法要に参加した後、岡山へ。17日朝から仏像リンクさんの岡山オフ会に参加し、瀬戸内市の諸仏をめぐる。
大賀島寺のご開帳がメインだが、二十五菩薩練供養のファンとしては、弘法寺の再訪に興奮しすぎた。日本三大練供養のうちの2か寺、當麻寺と弘法寺に二日続けて参拝できたことが嬉しすぎた。練供養が素晴らしいお寺は、練供養が行われない時にお参りしても素晴らしいのであった! 弘法寺の阿弥陀さまの写真は、オフ会に参加されたゆう1さん撮影。被仏さまは薄暗い堂内で、踟供養のときとは違う表情をされていた。
また、瀬戸内市の宝光寺の薬師さまはまったくノーマークだったのだが、その静謐な不思議さにかなり惹かれた。
23日には伊豆半島の南部へ。9月に行く予定だったのが台風で延期となり、ようやく行くことができた。手配してくれた仏友さんに感謝することしきりである。ありがとうございました。
2018年
11月3日
東京都品川区
海蔵寺・菩薩形坐像の特別公開
東京都品川区
行慶寺・阿弥陀如来坐像(17世紀、区文化財)
浄土宗。隣地に八幡神社
神奈川県秦野市
東光寺
薬師如来立像(建長8年、1256年の銘あり。一日造立仏と考えられる。128センチ 市指定文化財)
聖観音立像(平安。85.5センチ 市指定文化財)
11月16日
奈良県
奈良市・大安寺
十一面観音さまご開帳(初)と収蔵庫の仏像群(2回目)
奈良市・興福寺中金堂(落慶おめでとうございます)
※おちゃのこ干しいもかき氷
葛城市・當麻寺
中之坊の導き観音さま(十一面観音護摩祈祷のため参拝)
曼荼羅堂のご本尊當麻曼荼羅、織姫観音、元被仏だった阿弥陀如来立像
金堂、講堂
11月17日
岡山県
仏像リンク岡山仏オフ会1日目
岡山県瀬戸内市
〇真光院西寺
胎蔵界大日如来坐像(市指定、鎌倉時代)
千手観音立像(市指定、鎌倉時代)(鎌倉)
〇弘法寺・遍明院
五智如来(平安12世紀、重要文化財)
被仏の阿弥陀如来立像(鎌倉時代、県指定)
〇弘法寺・常行堂
阿弥陀如来坐像(市指定、282センチ、八角裳懸坐)
※2015年に練供養(弘法寺では「踟供養」と表記)を訪れたときのブログはこちらから
岡山県瀬戸内市 弘法寺の踟供養(阿弥陀来迎会) : ぶつぞうな日々 PARTII
〇餘慶寺薬師堂
薬師如来坐像
聖観音立像(平安前期、重文)
十一面観音立像(県指定、平安後期12世紀)
〇大賀島寺
千手観音立像(平安前期、重文、122.7センチ)
11月18日
東京
〇勝林寺落慶法要、ご本尊開眼法要
〇池袋大仏
11月23日
静岡県
〇河津町・善光庵(十一面観音立像)
【静岡】河津町・善光庵の十一面観音立像 - ぶつぞうな日々 part III
〇河津町・伊豆ならんだの里 平安の仏像展示館
〇下田市・上原美術館「伊豆の平安仏~半島に花ひらいた仏教文化~」
(学芸員の田島さんにご説明いただく。裏話など伺え、勉強になった。南禅寺から流出した仏像の展覧会をお願いしたいと思った)
○伊豆市・修禅寺(日没後に到着。山門ライトアップで、藤原時代の仁王さんにお会いできた!)
11月27日
東京・九品仏浄真寺