ぶつぞうな日々 part III

大好きな仏像への思いを綴ります。知れば知るほど分からないことが増え、ますます仏像に魅了されていきます。

千葉県

【千葉】【展覧会】行元寺の全て@いすみ歴史資料館〜阿弥陀如来様を間近で拝む〜

行元寺と言えば、葛飾北斎の神奈川沖浪裏に影響を与えたとされる”波の伊八”の彫刻が有名。しかし、私は、行元寺の本尊阿弥陀如来立像が大好きなのだ。いすみ歴史資料館で、この阿弥陀様を間近で拝んできた。

2020年1月の仏像拝観リスト

今年の1月は家でおとなしくしていたつもりなのだが、リストアップしてみると思いのほか出かけていて驚いた。実を言うと、もっと激しく出歩く予定だったのだが、年末に転んで左膝を強打したため、思うように歩き回れなかったのだ。それでも、1月3日に千葉県松…

【埼玉】「東国の地獄極楽」展(埼玉県立歴史と民俗の博物館)~東国の浄土宗の展開を学ぶ~

展覧会=「東国の地獄極楽」 会場=埼玉県立歴史と民俗の博物館 会期=2019年3月16日~5月6日 鑑賞日=2019年3月17日 (前期展示) 1) 千葉県横芝光町の鬼来迎の映像 2) まずは恵心僧都源信! 3) 熊谷直実のおかげで、国宝『法然上人行状絵図』が埼玉にやっ…

【千葉】いすみ市・行元寺の本尊阿弥陀如来立像と海雄寺の釈迦涅槃像

千葉県いすみ市郷土資料館で「清水寺の仏像」展を鑑賞したあと、レンタサイクルをひたすらこいで、行元寺、海雄寺、清水寺(坂東32番)、宝勝院夷隅不動尊とめぐった。 行元寺の本尊阿弥陀如来立像と海雄寺の寝釈迦さまについて、拝観できた感動を書き留めた…

【千葉】「清水寺の仏像」展(いすみ市歴史資料館)観音像の残欠から全体像を想像しよう!

千葉県いすみ市郷土資料館の企画展 「清水寺の仏像~坂東三十二番札所の歴史と美術~」(2019年2月23日~4月14日) 拝観日=2019年3月9日 展覧会の概要 十一面観音さまの残欠(市指定文化財) 十一面観音立像(県指定、鎌倉中期) 御前立千手観音立像(鎌倉…

【千葉】【来迎会】鴨川市・心巌寺の行道面~二十五菩薩練供養の証~

鴨川市郷土資料館 「鴨川のたからもの~指定文化財集合~」展にて 鴨川市・心巌寺の行道面6面(県指定文化財)を拝観 拝観日=2019年3月9日 行道面を見て練供養を想像する幸せ! 心巌寺とは 心巌寺の行道面とは 寺外初公開! 心巌寺の行道面はなぜ素晴らしい…

千祥寺所有の如来形像(千葉県館山市立博物館にて)

館山市立博物館拝観日=2018年3月3日千祥寺所蔵の木造如来形坐像 千葉県指定文化財 10世紀末、73センチ、ヒノキの一木造り 木造如来形坐像は、薄く閉じた、つり上がり気味の両目が印象的。口元は小さく閉じる。一宮の安房神社に伝来か。 博物館預かりとなっ…

千葉県富津市 東明寺の薬師如来と十二神将

富津市 東明寺参拝日=2018年3月3日東明寺は718年の創建と伝わる。以前は海岸に位置して東足寺と称したが、1742年の大津波の後に現在地に移転したという。内房線上総湊駅から1キロほど。浦賀水道の向こうは三浦半島という地域に立つ、真言宗智山派のお寺で…

千葉市市原市・日光寺 桜の巨木の聖観音立像

千葉県市原市 日光寺 木造聖観音立像 県指定 像高3.32メートル 彫眼、桜、一木造。大きな内ぐりがあり、観音像の背面より覗くことができる。両腕は肩ではぎ付けし、左肘から先をさらにはぎ付ける。 発見当初は平安末期(12世紀後期)とされていたが、昭和61…