千葉県市原市
日光寺
木造聖観音立像
県指定 像高3.32メートル
彫眼、桜、一木造。大きな内ぐりがあり、観音像の背面より覗くことができる。両腕は肩ではぎ付けし、左肘から先をさらにはぎ付ける。
発見当初は平安末期(12世紀後期)とされていたが、昭和61年の修理に伴う調査の結果、10世紀後期の作と推定されるに至る。
(↑ざっくりと空洞が! 霊木の木の洞を利用したとも考えられる)
(↑瓔珞(ようらく)や臂釧(ひせん)を金具で別に付けるのではなく、このように彫り出すのは古様なのだそう)
(↑観音様の後ろの棚に、新しい十王像と奪衣婆さま。古い像が盗難にあったのだと聞いた)
(↑観音様のおられる収蔵庫はこんな階段を登ったところにある)
(↑馬頭観音さまだろうか)
※写真はすべて筆者撮影
【参拝案内】
日光寺
住所:千葉県市原市風戸81
要予約