平安後期
硯山長福寺(千葉県いすみ市) 硯山長福寺の来歴 ご本尊阿弥陀三尊 薬師如来坐像 不動明王立像と毘沙門天立像 金剛力士像 磨崖仏 【拝観案内】 硯山長福寺(千葉県いすみ市) 天台宗の南総地区の仏像調査がとんでもなく本格的である。調査結果が『南総天台の…
平安の作だとどこかに書いてあったが、写真を拝見する機会がなく、半信半疑で出かけたところ、目の間に見事な平安仏が現れ、びっくり仰天。興奮しつつ、うっとりと薬師さまを仰ぎ見たのだった。
平安末期の如来立像が好きだ。丸顔で、全身の力を抜き、穏やかに立つ御姿に惹かれる。そんな尊像に茨城県で出会ってしまった。場所は水戸市の吉沼観音堂。本尊千手観音立像の横に、ひっそりとまつられていた。
日本の仏像の世界は奥深くて、令和の世になってなお、平安時代のお像の「新発見!」という事態が発生する。平安仏さまは長い年月をただ過ごしてこられただけなのに、「新発見!」とは物騒な物言いではある。というわけで、青雲寺(埼玉県)の説法印の阿弥陀…
保昌寺の丈六阿弥陀如来坐像保昌寺(宮城県蔵王町平沢) 丈六阿弥陀如来坐像 総高379cm 像高288cm 県指定文化財 仏像というのは多くの人の強い思いで後世に伝えられるものなのだ。そんなことをしみじみ感じる機会をいただいた。 この阿弥陀如来様はいつの時…
成菩提院(滋賀県米原市)で中興開山貞舜法印600年御遠忌により、秘仏十一面観音菩薩様が15年ぶりにご開帳
東京長浜観音堂にて 常楽寺の聖観音菩薩立像 2022/6/12まで 長浜市指定文化財 木造 古色 彫眼 像高101.8cm 平安後期、12世紀 滋賀県長浜市湖北町、山本山の中腹に建つ常楽寺より、聖観音立像が東京長浜観音堂にお出ましである。常楽寺の本尊は薬師如来。この…
木津川市の特別公開で西念寺の薬師如来坐像(府指定)を拝む。奈良市中ノ川に15世紀まで存在した中川寺の旧仏だと考えられる。
1) 西光寺とは 2) 村人が守る大切な仏様 3) 薬師如来坐像(平安中期 一木造り 背中に内ぐり 157.5cm 重要文化財) 4) 四天王立像(平安後期 重要文化財 ※広目天のみ後補が多いため、市指定文化財) 5) 十二神将 6) 青面金剛 7) 最後に 拝観案内 丹波に行く用…
上野で開催中の仁和寺展では、福井県小浜市の明通寺さまから降三世明王立像と深沙大将立像がお出ましです。降三世明王立像 平安時代11世紀 252.4センチ、一木造り、重要文化財 (写真は明通寺さまのサイトより)深沙大将立像 平安時代11世紀 256.6センチ、一…
2018年1月1日。世田谷の元旦ご開帳(宇奈根・観音寺)のあと、さらに平安仏を拝もうと、鎌倉市の大船観音寺へ。 大船駅から見える巨大な白衣観音様が有名な大船観音寺ですが、平安後期の美しい木造の観音さまもおられます。 白衣観音様のおられる場所から寺…
新年あけましておめでとうございます。 元旦にご開帳となる都内の平安仏を拝んできました。世田谷区宇奈根の観音寺のご本尊十一面観音立像さまです。 (写真は世田谷区のサイトより。明古堂撮影)桧一木造り、像高95.6センチ。修復の手が多く入っているよう…
古代出雲歴史博物館の「島根の仏像」展。このたった一枚の出展リストを見て、急きょ出雲に行くことにしました。 100%平安仏。その迫力に腰を抜かしました。会場に入るとまず、安来市・清水寺の十一面観音の檀像風の魅力にノックアウトされます。 そして、新…