ぶつぞうな日々 part III

大好きな仏像への思いを綴ります。知れば知るほど分からないことが増え、ますます仏像に魅了されていきます。

【番外編】 パレスチナ・ガザの画家三人展 1/18まで 相模原のフクヤマ画廊にて

パレスチナ・ガザの画家三人展
2025/1/7-1/18
フクヤマ画廊(神奈川県相模原市
http://www.fgallery.com/info/gaza_3.PDF

大学で国際政治を学んだのに、私は世界の平和のために何もできていない。半径2メール以内の笑顔を守ろうとするだけで精一杯。いや、それさえもままならない…。そんな自分に罪悪感があるが、現状どうにもならず…

そんななか、いとうせいこう氏のSNS投稿で、パレスチナ・ガザのアーティストの作品展が開催されると知り、出かけてきた。
企画・主催はPHAP(パレスチナのハート アートプロジェクトとフクヤマ画廊。PHAP代表で現代美術家の上條陽子 氏は、2001年からレバノンパレスチナ難民キャンプで絵画指導を行ってきた。2019年には、ガザのアーティスト3人の作品を日本に輸送。さらに、渡航VISAという難問もクリアして3人を日本に招聘。同年2月に日本各地で作品展を開催した。

今回の作品展は、この時に日本に渡ったこの3人の作品で構成される。アーティストの名は、ソヘイル・セレイム(Sohail Salem)、モハメド・アル・ハワジリ(Mohammad Al-Hawajri)、そしてライエッド・イサ(Raeed Issa)。彼らの血の通った作品をこの目で観て、感じることができる。

パレスチナのガザでは、この3人を含め、アーティスト7人で画廊エルチカが運営されていた。しかし、2023年10月に始まった戦火により、画廊が破壊され、作品や画材すべてが失われてしまった。唯一戦禍を逃れたのが、これら日本に残る作品なのだという。作家本人の希望により、日本のフクヤマ画廊で最後の販売展示が行われ、残った作品のすべてはドバイに渡るそうだ。

つまりは、今回の戦禍前の彼らの作品を日本で観られる最後の機会なのである。ニュースで観るガザの映像は瓦礫ばかりで、色が感じられない。それがつらい。しかし、3人の作品を間近で観ることで、一人ひとりに色があり、特徴があることを感じることができる(一人一人に個性があるなんて、当たり前のことなのだが、、、その理解と共感こそが平和への第一歩ではないかという思いで、あえて書いておく)

ソヘイルとライエッドは今もガザで暮らす。アルハワジリはドバイへ逃げられたが、家族親族24名を亡くした。
彼らの生活を支えるため、日本で少しでも多く作品が購入されるよう願っている。私は資金不足で購入できないので、わずかでも展覧会の宣伝になることを願ってこれを書いている。フクヤマ画廊はJRと京王線橋本駅の近く。18日まで無休で開催されているので、ご興味あるかたはぜひ。

If I must die, you must live to tell my story... (Refaat Alareer) 武器や暴力の前で人は無力である。だけど、言葉とアートの力を私は信じたい。



【参考】
上條陽子氏の活動を紹介するNHKの番組
⚪︎NHK WORLD Direct Talk
Paintings for Peace in Gaza: Kamijo Yoko / Artist
www3.nhk.or.jp
(上記リンクから視聴可能)

⚪︎NHK日曜美術館「壁を越える〜パレスチナ・ガザの画家と上條陽子の挑戦〜」
初回放送日:2021年6月6日
www.nhk.jp

⚪︎Al-Hawajiri
Al-Hawajri - Home

⚪︎Sohail Salem
https://www.facebook.com/sohail.salem.3

⚪︎Raed Issa
https://www.facebook.com/raed.issa.73