ついに東大寺法華堂の執金剛神像にお会いできました! 12月16日の東大寺は、何かの魔法のように不思議な雰囲気が満ちていました。
その日の深夜、春日大社若宮さまの遷幸の儀を見てきました。すべての電気か消された夜は思ったより明るかった。若宮さまが渡られる直前に、松明の火で道を浄めるのですが、真っ暗闇の中で見る松明の光の眩しいこと!
おん祭は見えない神様を信じるものなのですね。それを実感しました。
私は、菩薩に扮して極楽浄土を信じさせようとする聖衆来迎の練供養を追っかけているので、その違いを大変興味深く思いました。
17日は宇治市に出て、橋寺で来迎の地蔵菩薩像を拝観。さらに、平等院に行き、かつて来迎像だったという観音菩薩立像(平等院観音堂ご本尊のお前立だった像)を拝んできました。
つまり、いつもの来迎の追っかけ活動でした!
(↑橋寺の地蔵菩薩立像。地獄に救いに行く地蔵様は表情が厳しいのです)
(↑平等院観音堂の本尊)
2017年12月の拝観リストは次のとおりです。
12月7日
九品仏浄真寺(閻魔堂建て替え工事中の紅葉)
12月8日
仏像クラスタ忘年会
12月9日
五百羅漢寺「らかん仏教講座・近代彫刻としての仏像」
講師=藤井明(東京小平市の平櫛田中美術館、学芸員)
12月16日
○奈良・東大寺
良弁忌
南大門、俊乗堂(ご開帳!)、行基堂、念仏堂、開山堂(良弁坐像!)、法華堂(執金剛神ご開帳!)、不動堂、四月堂、東大寺ミュージアム(法華堂に前までいらした吉祥天、弁財天など!)、戒壇堂
○奈良国立博物館
「おん祭と春日信仰の美術」
なら仏像館(室生寺弥勒堂の釈迦如来さまと弥勒菩薩立像さま!)
○アミーゴクラブの会
12月17日
○春日大社・おん祭
若宮さまの遷幸の儀
○放生院橋寺
地蔵菩薩立像(見事な来迎の地蔵さま)
不動明王立像(平安)
阿弥陀如来坐像
釈迦如来坐像(清涼寺式なのに坐像)
○平等院
ミュージアム
観音堂の本尊、そのお前立観音(かつて来迎像で、しかも、水を何度も浴びた形跡がある像)、平安の地蔵菩薩立像など
鳳凰堂 ああ阿弥陀如来さま!
○細見美術館「末法 / Apocalypse─失われた夢石庵コレクションを求めて─」展
12月18日
○新国立美術館「安藤忠雄」展(たしか仏像はなかった…)
12月28日
東京都
○高幡不動尊(終い不動)