ぶつぞうな日々 part III

大好きな仏像への思いを綴ります。知れば知るほど分からないことが増え、ますます仏像に魅了されていきます。

笠間の楞厳寺の千手観音立像(茨城県笠間の六体仏)

笠間市
楞厳寺(りょうごんじ)・千手観音立像
笠間六体仏の一つ。
重要文化財。 建長4年(1252)年造立。 像高207.5cm。檜材の寄木造り。漆箔。玉眼嵌入。髻が高く、衣紋の襞が複雑で、慶派の作風を示す。
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(写真は笠間市のサイトより)

ふかふかの苔のカーペットの先に収蔵庫が。もうこの景色と苔のふかふかを感じただけでも来た価値あり。
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十一面千手観音さまは寄木造りながら、お身体に量感あり。お顔はかわいらしいような優しいような複雑な表情。腰から下の衣紋が複雑で、宋風好きにはたまらない。

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本堂のご本尊大日如来さまは笠間市文化財だが、非公開。千手観音さまは予約拝観可能とのこと。

収蔵庫の前の桜がきれいでした。
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